2/23/2009

信頼システム

信頼でなりたつシステムっていっぱいある。というか、保証つきのシステムだってそうだ。
何が言いたいのかというと、妥当性チェックしろってこと。
下位構造を知ることなく使えるシステムは全て信頼の上に成り立っており、その信頼が揺らぐときシステムは既定の動作を行えなくなる。何らかの権利を集約して持っている存在は信頼性なしにはその動作を安定させられない。しかし逆に下位構造がなくなっていても動作した気になることも可能である。「信頼している」が思考停止の魔法の呪文であると同時に「信頼されている」という言葉もまた思考停止の魔法の呪文でしかない。常にこの関係は妥当であるのか、チェックしなくてはならない。
信頼システムは安定した環境では非常に簡便なシステムであることは認める。しかし安定した動作を求めているのに、日常的に動作不安定な状況ではこれほど非合理なシステムはない。ただこれを厳格化すると初動がどうしても遅くなる。不安定な状況でも安定した動作を求めるのか、それとも不安定な環境でもそれなりに妥当であればいいのか。それは機能の安定性に関連してくる。それがトレードオフの対象だろう。
ところで厳格なシステムでは変革への機運が生まれないような気が・・・まぁ、デジタルな世界ではうまいこと変革ができないので、厳格システム一本かなぁー。アナログな世界ではどうかなぁ?

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