6/13/2009

自分を捨てることの大切さ

他人の構築したライブラリを読んでいると、
どうしても
「どうしてこんなに効率の悪いアルゴリズムを採用しているのだろう」
「このアルゴリズムはすげーかっこいい」
とか価値判断が含まれてしまいます。

価値判断というのは、
このコードのほうが正しいという感覚を持たせてしまいます。

しかし他人のコードを読むときにはこの感覚は危険です。
正しくそのライブラリの意図するところを理解できないし
自分のもっている尺度のせいで
正しくアルゴリズムを理解するときの障壁が多くなります。

このときには、進んで自分というものを押し殺す必要が出てきます。
他人の考えを推測するというのも読解を早める効能がありますが、それが間違っていたときの代償が大きすぎます。
だからとりあえず自分を捨てて、没入することが必要だと考えます。

んでもって、学生さんは他人のソースコードを読むことになれていないので、
他人の読みやすいコードを書くという感覚がない。
これに関しては、日本の様々な技術者が言っていると思いました。

んで、一人でもできる他人が書いたように感じるソースコードの用意の仕方。
単純に自分が書いた古いコードを最後まで読んでみる訓練をすればいいと思う。
そのときに、つけたコメント基準が自分の欲しいと思うコメント基準だし、
たぶんそれをくりかえず度にソースコードのまとめ方もわかると思う。
ただしこれには時間がかかるので、学生の学習向きではないのかもしれないけど、
効果的なやり方だと思います。

時間差レビューマジおすすめ!

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