11/06/2010

Google C++ Test Framework

どうもJudaです。
最近Google C++ Test Framework(以下googletest)を いまさら 導入してみました。
googletestはxUnitの流れをくむTestのFrameworkで少しでもxUnit系のテストについての知識があれば、すぐに使えるという触れ込みです。とりあえず公式な情報を翻訳したサイトで勉強すれば、何とかわかります。ちょっと面白いのは、OpenCVのドメインでGoogleTestDocsの日本語訳がホストされていることかなぁ。
肝心の使い方は、公式に書かれているので、割愛しますが、ちょっと読み解くときに面倒に感じたことをいくつか。
  • メジャーなコンパイラのためにはすでに特別なプロジェクトが用意されているので、それを利用すること。MSVCとかG++とかは用意されているので、それを利用すればいいので、Cmakeを利用しなくてもいいこと。ただしCmakeを利用した生成もサポートされているので、そちらを利用してもいい。
  • MSVCに限らないと思うが、Runtimeの種類で別のSolutionが用意されている。たとえば、マルチスレッドとマルチスレッドDLLで別のRuntime体系になるので、別のSolutionが用意されていて、基本的にはマルチスレッドになっている。なので、MSVCの人でMDdとかMDのRuntimeを使う人は、gtest_md.slnを利用する。
  • MSVCはテスト用のプロジェクトにgtest.projもしくはgtest_md.projをプロジェクトに含めて、テスト用のProjectはその追加したgoogletestのProjectへの依存関係を作ることが必要である。
  • TEST_Fを使う場合には事前に::testing::Testクラスを継承したクラスをつくる必要性がある。TEST_F(test_fixture, test_name)でtest_fixtureの部分には利用したい::testing::Testを継承したクラス名を使う。またTest部分ではクラス内部のように変数を扱ってテストできる、はず。
  • ::testing::Testの仮想メソッドにはSetup(),TearDown()があるが、名前は厳密に継承元にある奴でないと動作しない。(当たり前) またそれぞれのクラスの利用のタイミングであるが、それぞれデフォルトコンストラクタやデストラクタでは利用できない仮想メソッドや例外が発生しやすいメソッドの利用などの場合には、利用する価値が出てくると思う。この質問に対する回答もある。
上記のような部分で疑問がわいてくると思う。それよりもまず入門ガイドを読まないと話にならないし、それぞれの利用シナリオもに記述されているので、こちらも参照したい。翻訳サイトがあるので、そちらで知識を得ることを優先して、効率よくテストをするために、まずは効率よくFrameworkを使いこなさないといけない。

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